こんにちわ、今回は私の小学生時代の話をします。
私は小学生~中学生卒業までの間に劇団に所属し、歌い踊りセリフを話すミュージカルに情熱を注いでいました。
ミュージカルの公演は主に地元で行うことがほとんどでしたが、ある時中国に招待され、中国の地で上演することになりました。
その時、感じたことや、驚いたことをまとめます。
【小学生時代】ミュージカル劇団生活
小学生の時に、母親に連れられて見た子供劇場での公演がきっかけでした。
自分も舞台に立ちたい気持ちが強くなり、劇団に入りました。
まだ小学生の私には、中学生や大人のいる劇団は大人の世界でしたが、むしろその刺激的な生活が友達と遊ぶより楽しく何も苦労を感じていませんでした。
私の住んでいる地元から、車で1時間ほどあるスタジオまで送り迎えをしてもらい、時には電車で向かうこともあり、公演が近づくと平日でも学校帰りにレッスンに向かい帰りは夜遅くなることもありました。
もちろんその中では学校での生活や宿題もありましたが、自分がしたいことのために、とにかく楽しいという記憶しかありませんでした。
劇団員にはたまにCMの声出演などの依頼もあり、そのたびにオーディションがありますが、いい刺激になり合格した時には本当にうれしかったです。
【ミュージカルの中国公演】
入団後、毎年のように舞台に出演し公演をしていましたが、ある時、中国での公演依頼があると聞きました。
やはりオーディションでの出演になりましたが、絶対に出たいと思い努力をした記憶があります。
無事に役を獲得し、中国公演に向かいことが出来ました。
中国公演では、中国で劇団に所属している子供たちとの共演がありました。
もちろん中国語でのやり取りでしたが、まだ小学生の私には会話するまで至りませんでした。
上演する演目は、日本でも上演していたものでしたが、その中の1曲を中国語で歌うことになりました。
私は、中国の地での公演に興奮しており、楽しい気持ちが勝ってしまい、中国語の歌詞をすべて覚えてないまま舞台にあがってしまいました。
その時の気持ちは今でも覚えているのですが、
「お金を頂いている以上、生半可な気持ちで舞台に立ったらいけない」と自分の甘さを痛感しました。
それ以降は、それまで以上にセリフや歌・ダンスに注力しました。
【中国で驚いたこと】
中国公演で中国の地を訪れ、舞台での講演のほかに観光もありました。
その中で驚き、今でも衝撃が残っていることがあります。
それは、万里の長城を訪れた時の事でした。
私達は、劇団員、保護者、指導者全員でバスで向かっていたのですが、バスに乗り込み出発しようとするバスをドンドンと叩いてくる人がいました。
それは現地の子供達でした。
何人もの子供たちがバスをたたいて、自分たちが手作りしたものを、買ってくれないか?と頼んでくるのです。
中国語でもちろん、はっきり言葉はわかりませんでしたが、売り物を差し出し、バスを止めようとしていました。
自分と同じくらいの歳の子たちが、必死にお金を稼ぐ姿が今でも忘れられません。
私は歩き疲れたと、親にジュースをせびっていたのに・・・自分との境遇の違いにただただ驚きが隠せませんでした。
自分の生活や言動を見直すきっかけをくれた出来事でした。
以上、私がミュージカルで中国を訪れ、感じたこと、驚いたことをまとめました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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